2009年02月27日

音楽出版社名の表記について

今日、ジャスラックの出版課に問い合わせをしました。
(ここから先、ちょっとかためのお話ですが^^。)

私が持っている多くの楽譜には作詞、作曲者名の他
音楽出版社名の表記があったため((C)〜というものですね)
それを表記することが義務づけられているかどうかの確認のために。

音楽出版社というのは、
著作者(作詞、作曲者)が曲の管理をお願いする会社のようなもので、
その手数料として、著作権使用料を著作者(作詞、作曲者)と分配をする仕組みになっています。(CDをつくっているレコード会社、販売を行なっている会社とは別のものです。)

なので、ジャスラックのデータベースなどを検索すると
権利者の欄に、作詞者、作曲者の他に、音楽出版社
(ゲーム作品の場合などはゲーム会社など)などが記載されているわけなのですが、
音楽出版社に曲の管理をお願いしていない作品の場合には
作詞、作曲者のみが権利者となります。
(岡崎律子さんの「やさしい贈りもの」などがそうですね^^。) CDや楽譜を販売するには、事前にジャスラックへの許諾をいただく必要があり、
その許諾番号を商品に記載することが求められています。
その番号と共に作詞・作曲者名(著作者名)も記載する義務があります。

しかし、音楽出版社の表記は(実は)義務づけられていません。

HAIJIで今までに制作販売したピアノピースには
上述したように、私が所持している楽譜の多くに出版社名が記載されていたために
それに倣い記載しましたが、法的な義務はありません。

今日、ジャスラックの方がその歴史まで丁寧に話してくださいました^^;。
始まりはアメリカとのことでした。

日本では、作品をつくった時点で、それをつくった、という権利が発生しますが、
アメリカでは法的な手続きをしないとその権利を主張することができません。
(権利はあったとしてもそれを「法的に主張」できるかどうかが大切なのですね。)

詳しいことはわかりませんが、そもそも著作権法などのシステムも欧米は日本に比べ、はるかに進んでいるらしいです。作家さんや芸術、文化を国をあげて守ろうという意識が強いのかな、などと思ったりします。

それで、
日本で、外国の曲を使用する時などには、必ずその楽曲の管理を行なっている
音楽出版社「(C)表記」を記載することが義務づけられているとのことでした。

きっと、その名残で、日本曲を使用する場合にも
「(C)表記」をし楽譜販売を行なっている会社が多いのでは、ということでした。

というわけで、
結論的には
日本曲を使用する場合→著作者名のみ
外国曲を使用する場合→著作者名、音楽出版社名
を表記しなくてはならないということでした。

***
今回、岡崎律子さんの楽曲集1と2を制作していますが、
1と2の仕様をできるだけ統一したいと考えていました。

ですが、2のほうは、多くの音楽出版社が関わっていることに加え、
その表記をする場合には、曲の初公開年も合せて記載しなくてはなりません。
(例「(C)2009 〜〜〜」)
初公開年というのは、CDの発売日とは限らず、
たとえば、アニメの挿入歌などで、CDよりも先に公開された場合に
その初公開日の年を記載しなくてはならないことになります。

となると、、、
(アニメへの提供曲を多く含む楽曲集2の)昔の曲に関して、いつがその年にあたるのか
調べるのはとても難しいかも・・・(出版社に問い合わせるにしても曲数が多いですしね)。

そもそもジャスラックからは(ピアノピースを販売する際に)
許諾番号と著作者の名前のみ記載するようにとの
指示をいただいていたことを思い出し
問い合わせをしたのでした。

問い合わせをしてみて
いろいろと明確になり、ほっとしました(*´ο`*)=3。

というわけで、今回の楽譜集には
今まで販売したピアノピースとは異なり
音楽出版社の表記はいたしませんが、
ご心配なきようお願いいたしますっ。

***
余談ですが、
よく雑誌のインタビューの中などに
曲名が出て来たりする場合がありますが、
厳密にはそこにも作詞、作曲者名を表記しなくてはならないそうですー。
(外国曲の場合は特に厳しい。)

へぇーっと思いました(*´ο`*)。
posted by meichis at 14:43| Comment(0) | TrackBack(0) | others/その他
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