2009年05月19日

表紙デザインについて

RO01-1.jpg
【表紙について/大津美紀】
 表紙のデザインついては、とても悩みました。楽譜集という特性を考えてみても、表紙にある特定の色や匂いが出過ぎてしまうとアンバランスになるかも、と 思いつつ、でも「コレクション」のタイトルにふさわしく華やかさや重厚感も欲しかったので、当初はごく小さめのイラストを依頼する予定だったのですが、最 終的に裏表がつながっている一枚の大きなサイズのイラストを描いていただくことになりました。それだけでも十分存在感はありますね^^
ぴかぴか(新しい)

具体的には、岡崎律子さんのサイトのイメージカラー水色をベースに、ピアノや小鳥、花というキーワードに絞り、重厚さがありつつも、ほのぼの感もあり、ふんわり、やさしい感じもあり、で、ピアノは普通のピアノはイヤ、とか、そこから何か出てくる感じ(最終的にお花になったのですが)!など、難しい注文をし てしまいました(笑)。でも、完成したイラストは本当にかわいくて素敵です!

 紙質のほうは、重厚感ある240kgというい厚手のアートポスト紙を使用し、PP加工をし、表面がつるんと光沢かかっていて、よりイラストの栄える素敵な楽譜集になったのではと思います。

<タナベサオリさんによる表紙イラストの製作は下記のような流れで行なわれました>

・頂いた仕様書の確認
・イラストに入れる要素の確認
・グランドピアノとお花と鳥の資料揃え
・揃えた資料から幾つか構図をデザインして
・アイデアなどを纏めたラフを描き出し
・ラフから習作作成
・実際のサイズで何枚か描き出しシュミレートの後1点選定
・イラストのおおよその下書きを鉛筆で作成
・PCで仮に色を乗せて
・必要なパーツをPC、写真、絵の具などで作成
・PC画面上で本番用に構成して
・作成したパーツを乗せて
・PC上で整え、下絵イラスト完成
・風合いのあるアルビレオ紙にプリント出力して
・アクリル絵の具で細部のディテールの描きこみと仕上げ
・照明をあてながらカメラで撮影したのち
・PCで色調を整えて完成
・入稿用にデータ変換
・入稿

サオリさんのラフです。

かわいいそして、タナベサオリさんよりコメントをいただきました〜かわいい

 はじめまして、タナベサオリです。この本のビジュアルを担当させていただきました。
今回、イラストを製作するにあたり、
大津美紀さんから頂いた『ピアノ』や『小鳥』『お花』などのキーワードを元に、
岡崎律子さん曲を聴きながらイメージを膨らませていきました。

---岡崎律子さんの作品(曲、歌声など)の第一印象は?---
岡崎律子さんがお作りになった音楽だと意識して聞いた最初の曲は、「Morning Grace」で
す。アニメーション「プリンセスチュチュ」のオープニングテーマでした。
このアニメーションにクラウン(道化師)協力で関わられていた、道化師作家のむらいこう
じさん目当てだったのですが、そのオープニングで素晴らしい岡崎律子さんのピュアな歌声
に出会い、深々と透明な世界に染み入る音楽世界に深く感動したのを覚えています。

---楽譜集の表紙ということでは、今回のように表と裏がつながって1枚の絵のようになっ
ているものは珍しいと思うのですが、このような形式で描いていただく際に何か難し
かった点や気にされた点などはありますか?---
表紙と裏表紙、背表紙それぞれで完結した空間になるように気を使いました。表紙と裏表紙
をひとつながりにしたデザインオーダーを頂いた時に、面積の半分以上を空にして、開放感
のある風が通り抜けるような横長の構成にしようと決めていましたが、楽譜集として実際に
見られるのは縦長の絵になるので、どこか足りない構図にならないように常に断ち切り位置
は意識して製作を進めました。

---表紙に登場するピアノは実物を見て描かれたのですか?---
近くの楽器ショップで実際にピアノを弾かせてもらったり、ピアノの写真や弾き語りされて
いる映像を見ながらスケッチをいくつか描いて、そこからパーツをどんどん削いでゆきまし
た。絵本や童話のようなタッチでしたので、出来るだけ現実的なディテールを落としつつ音が鳴っ
ているピアノだと判るようなデザインをと心がけました。それから『お花』については、
岡崎さんのHPに使われていた可愛らしい『ガーベラ』のアイコンをモチーフにしてみましたが、いかがでしょうか?

みなさんに気に入って頂ければ幸いです。
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完成した本の中身はこんな感じです〜。


posted by meichis at 22:01| Comment(0) | TrackBack(0) | Collection(楽曲集)1-diary
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